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生育を助け蕾と新葉が芽吹く椿の植替え時期と土づくりの基本配合

生育を助け蕾と新葉が芽吹く椿の植替え時期と土づくりの基本配合

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椿は庭植え、そして用土は選ばなくて育つイメージがあると思いますが、実は植付ける土で生育に差がでてきます。葉が芽吹いた状態や花の大きさ、根の張り具合等、椿全体に関わる生育をよりスムーズにし、椿にとって居心地のよい土にしてあげるとグングンと成長し、枯れる心配がないです。

植え替える時期

椿を植え替える時期は、花後から新芽が芽吹くまでの時期がおススメです。椿には早咲きと遅咲きがあり、品種によってはすべての蕾が短期間で開花しないで、長期間にわたり開花する性質のもの、2~3度に分けて開花する性質のものなどがあります。基本は、花後や剪定に合わせて植え替えをします。花後の植替えは、鉢を一回り大きくする植替え、同じ鉢のままでコンパクトに育てる植替えなど様々な植替えをしても椿へのダメージが少ない時期です。

3月下旬から4月は新芽や根も伸び、椿は一回り大きく生育し冬の開花に向けて成長します。順調な成長ができるためにも新しい用土に植え替えることで不足している栄養素を補うことにもつながります。

土づくり

椿の用土は弱酸性で水はけがよく、一方で水持ちがよい土づくりを目指します。椿の用土は赤玉土と鹿沼土の配合が基本です。これに、腐葉土、ピートモス、パーミキュライトをブレンドしていきます。パーライトをお持ちの方は、全体用土の0.5ブレンドしてもOK。椿だけではなく多くの植物に使える土に仕上げることができます。

用土の割合
  • 赤玉土(小粒)  :4
  • 鹿沼土(小粒)  :3
  • 腐葉土      :2
  • ピートモス    :0.5
  • パーミキュライト :0.5

赤玉土と鹿沼土の配合でも椿は育ちます。しかし、水はけが良すぎてしまうことがあります。腐葉土やピートモス、パーミキュライトを購入しても使い道が少ない方は、赤玉土、鹿沼土、一般の培養土の3種類をブレンドしてもよいでしょう。一般の培養土は腐葉土や堆肥などすでに含まれているので効果的に使うことができます。

簡単に各用土の紹介をします。「知っているよ~」という方は次の章に飛ばしてくださいね。

赤玉土

  • 肥料成分がなく菌が寄り付きにくい清潔な土で、通気性、排水性、保水性、保肥性に優れています。
  • 時間が経つと、赤玉土の粒が崩れ赤土に戻ってしまうデメリットがあります。柔らかい粒は崩れやすく、粒から土状に崩れると排水性が悪くなり根腐れを起こしやすくなります。
  • 根腐れをしたら植替えで土を入れ替えます。
赤玉土の粒径約5mmのサイズ感)

赤玉は適度な通気性と保水性を維持するために小粒がおススメです。お勧めしたい良質な硬質赤玉土で有名なブランドがこちらの商品「2本線硬質赤玉土」です。


店頭で購入するときは袋の底で粒が潰れていないものを選びましょう。赤玉の粒が潰れにくいか粉になりやすいかが品質の見分け方になります。粒を保てている硬めの赤玉がおススメです。

鹿沼土

鹿沼土は小粒・中粒・大粒とありますが、水持ち・水はけのよい小粒を使います。鹿沼土は赤玉土と同じ性質を持っていますが、酸性に偏る傾向がありph=4.0~5.0です。無菌のため挿し木の用土としても使用できます。鹿沼土は乾燥したら白~薄黄色、水を吸収しあたら黄色になります。

腐葉土

腐葉土はミミズや微生物等が長時間かけて落ち葉を分解を行い、腐敗することで土のように変化した堆肥の一種です。

  • 腐葉土を配合することで土全体に微生物が増え、植物の成長を助けるふかふかの土にします。
  • 多少葉の形が残っていることで通気性・保水性があり、微生物により保肥性が維持できます。
  • 紫陽花はたくさんの水を欲しがる植物のため保水力がある土壌が好ましいですが、排水性との兼ね合いがあるため腐葉土は土全体量に対して30%以下で入れ込むとバランスが計れます。

ピートモス

ピートモスとは水気の多い場所で育った水苔やシダ類、コケ類の植物を細かく砕いて乾燥させた酸性の土で10~30倍にまで膨らみ水分を貯めこむ性質があります

  • 保水性・保肥性があり、土を柔らかくする効果があります。
  • ピートモスは、乾燥しすぎると撥水性をもってしまい、水分の吸収率が落ちます。
  • 無調整のピートモスはpH3.8~4.8程度で強酸性、調整済みのピートモスはpH6.0前後で弱酸性の土です。
  • ピートモスを多く使うと栄養分を吸収できないことがあり、花が小さくなる可能性があります。

パーミキュライト

バーミキュライトの主成分は、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムです。

  • バーミキュライトは中性の土
  • 最大の特徴は多孔質であること
  • 保水性・保肥性・排水性がよい
  • 通気性に優れていることで根に酸素が行きわたり根腐れを防ぐことができます。
  • 断熱性・保温性に優れているため、夏の暑い気候では断熱、冬の寒い気候のときには保温してくれる性質があります。
  • 挿し芽や種まきには小粒(約0.5~1.5mm)、培養土や土壌改良には中粒(約1.2~3.5mm)、大粒(約3~6mm以上)が目安

生育状態

根の生育から判断 

植替え前の椿(4年生) 


今回は、鉢増しはせずに同じ鉢でコンパクトに育てるため不要な土と根を落とします。

土を落とした根の状況
根を落とし終わった椿の全体

根がしっかり張って、塊として残すことができていました。椿が成長できる適した用土に植え付けができていた証でもあります。

葉の茂りから判断

植替え前の椿
(開花後・剪定済)
2021年3月27日
植替え2か月後の生育した椿
2021年5月16日
植替え2年目(2022年4月18日)
要らない葉を落とし
新葉が芽吹いています
2023年の椿の生育状態
夏を乗り越えた椿の様子
植え替えを約2年間せず
2023年8月末【約6年生】

つまり、本記事で紹介した土づくりの配合率で2年間育てたときの椿の成長具合です。ということで、2021年から2023年までの約3年間、配合した用土で問題なく椿は成長していました。ちょいと成長しすぎですかね。来年の春は樹形を整えるために剪定しようかな~。

まとめ

椿の用土は赤玉土と鹿沼土が基本ですが、鉢植えの場合、育てる栽培者が椿にどのくらい時間をかけて育てていけるかで配合率を変えても大丈夫です。水かけをする回数が少ない場合、用土の保水力をあげた方がいいですね。その場合、腐葉土とピートモスを多く入れ混ぜ込んでみましょう。用土の配合により椿はよい成長ができ、冬には無事に花を咲かせてくれましたので、用土の配合を参考に植え付けてみてくださいね。もう一つ、植替えの時期は秋よりも春がおすすめですよ。

本記事で紹介している椿は黄河です。咲いている様子をこちらの記事でご紹介しています。

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おしまーい。

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