新苗が枯れた失敗からシュートを出せた成功する育て方2つのコツ

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薔薇の新苗を購入して枯らしてしまった経験から、新苗を育てるのは難しいと大苗だけを買っていました。しかし、薔薇を育て始めると新苗を育てる方が薔薇の成長をより一層楽しめるんですよね。今回、新苗を枯らしてしまった原因と成功させる育て方のコツを分かりやすい2つご紹介します。
最初に、新苗を枯らした時の育て方を書いておきます。こんな育て方をしていると枯らしてしまうので気を付けて
- 5月に購入した(←問題なし)
- 購入して植替えをしなかった
- 接木の接合部分のテープを取り外した
- 6月に花が咲いた
- 夏に葉が茶色くなって秋に枯れた(←結果)
- シュートさえ出ていなかった
ということで、本記事では新苗を購入してからひとまずは枯れずに、シュートが出るまでの育て方の2つをお伝えします。
新苗が届いたら1週間内に植替えをする
新苗が届いたらできる限り早く植替えをします。(←ほんと、コレ大事!)
さて、新苗の販売時期は限られているのを最近、知った筆者。新苗は市場でも通販でも春から出回り6~7月までの入手することができ、その時期以外は新苗を見かけることがないんですよね。植物が育つ上で1年間の栽培サイクルがあることに関係してるのですが、新苗が売れ残ったら1年間育てられて大苗として販売されます。ずーと新苗のまま育てられるものではないということです。バラは個性や特性により成長スピードが異なりますが、見違えるほど1年間でぐんぐん大きくなっていきます。新苗は今年接ぎ木をした幼い苗ですが冬までに大苗になるほど成長できるエネルギーを秘めています。そのエネルギーを発揮させてあげるのが私たち育てる人の役割かな。届いた新苗を植え付けている黒ポットは仮の植付け用と呼ばれているほど薔薇にとっては窮屈な存在で思う存分成長できるスペースがありません。その結果新苗を植え替えしないで購入時の黒ポットに植えたままだと、成長できないもしくは大きくならないという結果を招いてしまいます。「新苗は難しい」「新苗が成長しない」という結論に結び付いていますね。
本記事では新苗を購入してからひとまずは枯れずに、シュートが出るまでの育て方のお話です。今年、購入した新苗たちを一部、ご紹介します。
2022年に届いた新苗たち
左から、ピルエット、プティト・コケット
リラ、オーブ

ところで、新苗の販売が終わる6~7月が過ぎると猛暑がやってきますね。仮の黒ポットのまま植え替えをしないでいると根回りどころが十分に根が張れず弱ってしまいます。さらに8月の暑さで蒸されたり水枯れをしやすくなったりと薔薇にとって最悪な環境です。黒ポットは温まりやすく、黒ポットの容量的に用土も少なく根回りが進んでしまうと保水性の確保が難しくなります。
新苗が届いたら植替えをすると薔薇の根はすごい勢いで伸びていきます。5月に植替えをして、実は6月にも植替えをしました。夏に入る前に、2回も植え替えをするという結果になりました。
植替え1か月後の新苗
新苗を植え変えて約1か月後の様子をご紹介します。


次に、植替え1か月後の苗の成長をご紹介します。
【写真1】一番左側の苗で品種名「ピルエット」の生育状況です!

植え替えて1ヶ月無事に苗を育ててくれた鉢はスリットが入っているおしゃれなプラスチック鉢です。鉢の大きさは8号、土の容量は4.8Lぐらいです。植替え時にあまりにも大きな鉢に植えてしまうと、かえって根回りが悪くなってしまいます。バラの家 【バラ苗専門店】でも' 根はり鉢 グリーン 8号 ZIK-10000’を販売しています。鉢のみをたくさん購入される方は、こちらの楽天市場がお安いですよ。鉢のサイズはよく確認してね。
ではでは、気になる植替え1か月後の成長具合を確認しながら苗をさらに鉢増ししていきますね。
【写真1】の一番右側の新苗、品種「オーブ」です。シュートが4本もでています。根回りも白根がでてバッチリですね。鉢から取り出しても根鉢が崩れませんでした。根鉢は崩さずに植え替えます。

2回目の植替えは10号鉢にしました。秋口まで植替えしないのとオーブの成長具合をみるとこれからぐんぐん成長していきますので少し大きめの鉢増ししました。肥料をしっかり与えます。

新苗から1ヶ月でグングン成長しているのがお分かりいただけましたでしょうか。育てる環境もあると思いますが、なにより土と肥料の賜物かなと、いうことで本記事で新苗を植え変えた時に使った土と肥料をPRさせていただきます。
新苗植替え土・肥料セット
今回の新苗を育てるのに使った植替えセットはこちら
青色パッケージの「バラの肥料」以外はバラの家 【バラ苗専門店】さんで購入させていただきました。

蕾をピンチする
次に、新苗の蕾はピンチがかかせません。(←ほんと、コレも大事)新苗を植え替えて2週間ほどすると蕾が上がってきますので、蕾を見つけ次第早めにピンチします。ピンチって、取り除いてあげるっていう専門用語らしく、薔薇のピンチは優しく指でポッキと折ってあげるソフトピンチで取ってあげます。すぐに蕾が大きくなるので、毎日の観察が欠かせないですね。

ご説明した通り新苗は幼い苗なので、今後成長できるエネルギーを秘めているけど体力はないんです。(←ちょっと矛盾している説明かな)新苗は必ずと言っていいほど蕾が上がってきます。なぜなら、新苗が出回る春は薔薇にとって花が咲く時期だからです。一般的に植物はその品種のDNA的な生育プログラムで適温度になると発芽したり花が咲いたり落葉したりするのと同じで、薔薇の本能と言っていいほど春になったら蕾を持ちます。
花を咲かせるのって植物にとって体力がいりますし、花を咲かせる目的は種の保存です。ですが、新苗には体力がないので花を咲かせると疲れてしまいますし、これから大きく成長して充実した株にしたいので種の保存もまだ後ほどでイイかな。ということで、蕾はしっかりピンチして、花を咲かせるよりそのエネルギーをしっかり幹の成長に集中できるようにしてあげます。
春に購入したバラの花を見たくて咲かせる方もいるので、バラ初心者の筆者みたいに必ず枯れてしまうという原因になるという根拠はありませんが、蕾をピンチするだけで薔薇の今後の成長が違ってくることや新苗で咲く薔薇の花は本来の花形や色合い、花弁数などが違ってきますので新苗の時は花を咲かせるのを我慢して大苗にしてから余裕をもって開花を楽しめるといいですね。
蕾のピンチは1回だけではなく蕾を見つけ次第、ピンチを繰り返していきます。蕾の立上りが早い薔薇は1週間に1回はピンチしていました。
新苗の時に咲いたバラの花。枯らしてしまったけどね。新苗の時は花も小さめで控えめに咲いています。

大苗にして咲かせた時の花。新苗と色が薄く感じるかもしれませんが、写真の写し方によるものです。

大苗を購入するときは、10月前後でバラの家 【バラ苗専門店】さんを訪れてみてね。
4つのポイント
新苗を育てる上で気を付けるポイントが他に4つあります。
- その➊
届いた新苗の接合部を巻いてあるテープはまだ取り外さないようにします。取り外すのは秋口以降です。届いた時にすでに接合部にテープがない時はそのままでOKです。あえて、テープを巻く必要がないです。
- その❷
支柱は立ててあげる。
- その❸
新苗の時期はチュウレンジバチの被害に遭いやすいのでしっかり害虫対策を行いましょう。葉の病気を防ぎ、葉で光合成が盛んに行えるようにしましょう。
- その❹
シュートは20㎝ぐらい伸びたら剪定をしてシュートの脇芽から次の枝が伸ばし枝数を増やしていきます。
まとめ
最後に新苗を購入した時にやるべきことを振り返ります。
新苗が届いたら1週間以内に植替えを行い、支柱を立て、接合部のテープはつけたままにします。蕾はソフトピンチを繰り返し、花を咲かせずに株を大き成長させることにエネルギーを注ぐように育てます。6月頃にはシュートがでてきますよ。
鉢増しの基本
基本の鉢増しの作業は、購入後すぐに6号鉢に植替え、シュートが出てきたら2回目の鉢増しを8号鉢へ、そして枝数が3本以上になったら10号鉢に植替えをしていきます。植替え時期は、1回目は新苗が出回る5月上旬(新苗購入後すぐに植替え)、その1か月後に2回目の鉢増しを6月上旬までに行えるとよいですね。3回目の鉢増しは猛暑に入る梅雨が明ける前である7月中旬までもしくは暑さが和らぐ9月中旬頃に行います。新苗の鉢増しは秋口までに3回行います。
新苗は地植えにしてもいい?
購入した新苗を直接地植えにすることも可能です。病気の耐久性や樹勢の強さ、タイプなどを把握して地植えでも生育できる品種であれば新苗をそのまま地植えにしてOK。地植えをする際は、掘り上げた土に土壌改良剤、牛糞堆肥、完熟腐葉土、酸度調整済みのピートモス、もみ殻くん炭を混ぜ、深さ40㎝は掘り上げ混ぜ込むようにします。
本記事の鉢増しについて
筆者は、薔薇の樹勢や根の張り具合で新苗時の鉢増しの鉢のサイズを変えています。本記事では、1回目に8号鉢、2回目に10号鉢にしています。シュートがでるまでの育て方の内容なので鉢増しは2回までと記載していますが、2回目の植え替え後シュートが出て枝数が増えたら3回目の植替えもあります。
末筆ですが今年は無事に育ちそうでよかった。
おしまーい。
